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社民党党首/吉田忠智氏

 新年明けましておめ新年明けましておめでとうございます。
 昨年の衆議院総選挙で杜民党は、「平和と福祉はやっぱり杜氏党」を掲げて、全国各地で党の公約を訴えました。たいへん厳しい選挙のなか現有議席を守りぬいたものの、党の再建・再生は未だ遡半ばです。社説党に期待を寄せ支持してくださった皆さんに心から感謝いたします。
 衆院選での大勝によって「国民の信任を得た」とする安倍政権は、「アベノミクス」の失敗や閣僚たちの「政治とカネ」問題、沖縄県知事選での敗北責任などを無かったことにして、「国会軽視・民意無視」の暴走政治を加迭させていくおそれがあります。雇用全体をブラック乞させる労働法制の改悪、事故収束も復興もたな晒しのまま原発依存への回帰、沖縄の民意を踏みにじる辺野古新基地建設の強行、藤林水産業や他方を衰退させるTPPへの参加、消費税率10%引き上げと社会保障切り捨てなど、多くの国民の願いに反する政策が進められ、国民のいのちと暮らしがこれまで以上にないがしろにされかねません。
 そして、選挙中は隠していた安倍総理が「悲願」とする「憲法改正」の発議も現実味を帯びてきました。特定秘密保護法の施行や集団的自衛権行使のための安保法制の整備など、不戦を鋸った日本国憲法そのものが正念場を迎えようとしています。昨年亡くなった土井たか子さん(社説覚名誉党首)は、「日本国憲法を貝く平和主義は、日本国民の総意であり、希望である」との言葉を残されました。私たちは、戦禍を経験した者が矧る平和憲法の尊さをかみ締めて、日本を「戦争できる国」に向かわせないようたたかっていかねばなりません。社圧覚は、国会での野党共闘を追求して安倍政権と徹底的に対決するとともに、様々な団体や市民の皆さんとの迎携を強化して、平和憲法を活かし平和を創造するために全力を挙げます。
 私は党首としてこの1年間、全国各地で対話を重ね、社脱党の政策への共感や支持の広がりを実感してきました。「暮らしを良くしたい」「平和が一番」と願う人々、安倍政治によって苦しみや届みを押し付けられている人々の思いに応え得る政党となるよう、これからも皆様と真摯に向き合い、「平和、自由、平等、共生」社会の実現をめどします。今春行われる統一自治体選挙は、平和憲法を軸とした運動の輪を広げていくための重要な闘いとなります。いのちや暮らし、雇用、憲法を守るため、社民党は今年も適意します。
 2015年が皆様方にとってより良い年となりますよう心から祈念するとともに、党へのご支援・ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

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