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維新の党代表/江田憲司氏

あけましておめでとうございます!
 今年は維新カラーを前面に押し出していきます。自民党でもない民主党でもない「ここに維新あり」と国民の皆さんにご理解いただける国会活動、政治活動に徹してまいります。
 それは、しがらみのない立場から、本当に国民本位の改革を断行することです。「既得権益と闘う改革」「抵抗勢力を打ち砕く改革」です。自民党は利権圧力団体のしがらみに足をとられ、民主党は公務員労組に足をとられ、□先だけの改革を唱えるだけです。
 維新は、真の意味での「規制改革」「地域主権改革」を断行し、この国のかたちを根底から変えてまいります。民間にかけている手植定植(規制)を取り払い、その活力、能力を存分に発揮させる、中央集権体制を打破し地域に権限、財源を徹底的に移譲し地域のことは地域で決める。そう、「民間」と「地域」が主役の国づくりです。もちろん議員や役人が身を切る改革も訴え続けます。
 昨年を振り返れば、実に色々ありました。でも、不思議と大変とは思いませんでした。今から振り返るともっと大変と思っても良いようなことが続きましたけれど、これもみんなの党時代と違って「前向き」な苦労だったからかもしれません。
 一昨年末、みんなの党を離党して、結いの党を結成して「政界再編」をぶち上げました。「何も起こらなければ衆院議員を辞す」とも太見えも切りました。何か確たる見通しがあったわけではありませんが、年が明けて五月、維新の会と合流に向けて政策協議をしていたら、石原慎太郎さんが突然、橋下さんに「三行半」、一気に一緒になりやすくなりました。「合流」には「基本政策」の一致が大切ですから。
 その後、夏にかけて紆余曲折はありましたが、目出度く九月下旬、維新と結いが合併して「維新の党」に。私と橋下さんが共同代表となり、党の融和は急速に進みましたが、突然十一月上旬に解散報道。準備不足と言うより新党結成まもなくの選挙、まともにI国会も経ずに選挙では、維新の党が何たるかも国民の皆さんに分かってもらえないままの選挙戦でした。当初は20議席という予想もあったところ、最後の最後まで望みを失わず戦って、終わってみれば41議席。何とか踏みとどまり、次につながる結果は得ました。
 そうしたら、こんどは橋下さんが「大阪都構想に専念する」と言って共同代表を辞任。強く何度も慰留しましたが、図らずも私が単独代表に。何か不思議な力が働いたかとしか思えないような一年でした。
 さあ、今年はどうなることやら?「自らの信じるところに従っていけば自ずから遡は拓ける」。生来の楽天?楽観?主義で今年も頑張ろう!そして、政治のダイナミズムというものを皆さんに感じていただければ良いなと思います。それは遅くとも今年の年末までにははっきりすることでしょう。
 本年も何卒よろしくお願い申しあげます。

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