内閣府移行認可一般社団法人日本地方新聞協会会長
冨田正敏
インタビュー日時 : 2014年4月24日
場所 : 都内某所
我々は、従来の新聞形式で「滋賀報知新聞」を日刊で発行しています。他に、写真だけの「報知写真新聞」も発行していますが、光永さんの発行されている議会新聞は型破りで、ユニークで、接しやすく、読みやすい新しいメディアの形だと思います。
冨田正敏
とみたまさとし
2002年、㈱滋賀報知新聞社代表取締役に就任。2007年11月には八日市商工会議所副会頭に。昶日本地方新聞協会会長、昶滋賀県新聞連盟会長、東近江ケーブルネットワーク株式会社取締役を務めるなど、幅広く報道に携わっている。
議会新聞の熱い想い国家観に共感を覚えた
沖縄に対する熱い想いで活動している勝手運に心を打たれました。沖縄には基地の問題もあるでしょうが、我々一人ひとりが日本国民であるという意識を持って、国を支えていくことが大切で、国民が親や宗を放り出して逃げるわけにはいかないように、背景には国を愛し、大切にするという国宗論があり、その点では共通するところがあるのではないかと感じています。
基地のほとんどが集中する沖縄に、何度か勉強に行きました。光永さんの紹介で石垣島、米軍基地などを訪れて議会の方や漁業関係の方ともお話できました。全国紙の報道と異なる、基地に対する危機感をより深く持つ事ができました。
色々な人が色々な形で参加できる政治ヘ
政治のあるべき姿とは、誰もが参加する事だと思います。選挙権のある者、すべての国民が一堂に会してルールを決める事が出来ないから議会制になっており、市民活動家や、おっちゃん、おばちゃん等、数多くの市民が政治に参加できれば良いのです。
いわゆる政治家の姿は、漠然としていますが、勝手連の様に色々なカラーを持った人たちが、様々な形でまとまっていくのであって「こうあるべきだ」という決まりきった形はないと思います。
市や町レベルで底辺からの意識改革を
国会議員の既得権益や利権によって、日本の政治は後退しています。光永さんの活動の様に底辺からの改革、市や町レベルからの意識改革が必要です。町が良くなれば市が、市が良くなれば県が良くなり国も良くなる。政治は人間の細胞と一緒で、体の部品一つひとつが活性化すれば元気になる。地域住民、身近な人がしっかりすると変わってくると思います。そして、お金がかかる政治から脱却しなければ、市民の手元に政治は戻って来ないですね。
地域の声を拾い上げ国を変える原動力に
物事を伝える役割の報道陣は、平等で、正義感を持っていなければなりません。我々地方紙は、全国紙と違って小さく発行部数も少ないですが、地元の小さな声を拾い上げ、地域の意識改革を促す事で国を変える原動力となると思います。地域を力づけて変えていく事こそが我々の務めであり、新聞協会の目標です。
たとえ答えが出なくても徹底した議論で人は育つ
勝手逓には色々な人が集まって大事な事は、徹底して是々非々を論じる事です。様々な意見があって当たり前で答えが出なくても、決裂しても良い。それが勝手連の良いところ。人間は議論して、色々な人の意見を間く事で育っていきます。
光永さん、徹底して議論を尽くそうではないか。その大きなパワーの火を消さず、勝手な議会新聞社として頑張れ!